Ben、SXSW前ショート・インタビュー(やっぱり酒かい!) 

 

ここでBenがSXSW前の心境についてちょっとだけ語ってます。

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すでに、SXSWの伝説になりつつある。イングランド、レディング出身のクーパー・テンプル・クロースは、去年もこのフェスティバルに来ようとしたが、メンバーがこぞって撮ったクレイジーな表情の顔写 真に対し、アメリカの移民局がレッドカードを出したのだ。


「実際のところは、労働ビザの申請期限に遅れちゃってね」とシンガーのベン・ゴートレーは認める。「だから写 真の取り違えとかがあって。僕らの責任なんだ。僕らが怠惰だった。その他はただの伝説だけど」


幸運にも、彼ら6人のUSデビュー作、KUTFALTFBLには怠惰なところも疑惑もなく、NME紙は「『ジャンル』という言葉の眼前で笑ってみせ、『カテゴライズ』という言葉の逆の肩を叩き、『期待』という名の靴ひもを結ぶ」と評している。彼らの真の姿はクラフトワークとデフ・トーンズの間のどこかに位 置しており、ほとんどの批評家はとかく、レディオヘッドと比較したがる。


「光栄だね」ゴートレーは言う。「似ている所と言えば、双方とも自分たちだけの音楽を作ろうとしてるってことかな。イマジネーションの感じられないバンドには飽き飽きしてるから。30年前のバンドをマネしてるだけの退屈なバンドが多すぎると思わないかい? だから自分達を試して、とにかく音楽で前進してやろうというハングリーな欲望が僕たちにはあるんだ」


ゴートレーは、長い目で見れば、アメリカでブレイクすることがバンドの目標であることは否定しないと言いながら、今年のSXSWに関してはもっと現実的なゴールを設定している。それは彼らの好きなバンドのひとつである、オースティン出身のTrail of Deadと再度杯を酌み交わすことだ。


「彼らが覚えていてくれてるかどうかもわからないけど、去年ドイツのフェスティバルで会ってね」とゴートレーは語る。「僕たちはちょうど、帰るところだったんだ。イエガーマイスターを死ぬ ほど飲んだあとでね。そこへ、次の日プレイするってことで、彼らが現れた。でもまったくのシラフみたいだったから、残りのイエガーマイスターをあげたんだ。ちょうどオリンピックのリレーのバトンみたいなものかな(>違うだろ!)。彼らをつかまえて、そのあとどうなったか聞いたら楽しいだろうね」